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法律事務所の経営形態

こんにちは。

最近、同期でも独立する人が増えてきました。

私の場合は、既存の法律事務所にパートナーとして参加しましたが、単独または複数で新しい事務所を立ち上げる弁護士もいます。

そういう独立した弁護士仲間と、「法律事務所はどういった形態がよいのか?」という話をすることが多く、大抵は、

「自分の考えですべてを決定できる一人事務所も魅力だが、経費負担を減らすという点では、経費共同型の事務所が良い」

という話になるのですが(まだ自分一人で負担するのには勇気がいるので・・・)、問題はその先の経費分担の方法です。

経費分担の方法は、おおまかには売上比例型と分担割合固定型になるようです。

売上比例型は、たとえば人件費は、「売上の多い弁護士ほど、経費を使っている」という前提があるようですが、そうとも限らない気もしますし、努力して売上が増えたら分担割合も増えるというのはモチベーションの点でも問題ないかなぁと思ってしまいます。

ということで、分担割合固定型がいいんじゃないかなぁという話になるのですが、こういった事務所は、事務所は一つでも弁護士の独立性が強くて、弁護士が複数いるというスケールメリットが活かせないことが多いような気がします。

そうなると、次のパターンとして、売上・経費共同型の事務所が登場します。

実際も、こういった事務所はスケールメリットを活かしていて、事務所も勢いよく拡大というのが多いように思います。

こういった事務所では、パートナー同士の意思疎通や方向性が一致していることが重要になってくるので、意見が合わなかったりすると大変かもしれません。

利益の配分をどうやっているのかも気になるところです。

そんなことを考えると、売上・経費共同型の事務所は、パートナーが同期同士の並列タイプより、ある程度ワンマンでも求心力が強い弁護士が基本的な方針を決めていくほうが経営面ではスムーズなのかな、という話になります。

「だったら、最初は一人事務所?」

ということに戻ってしまうのですが・・・。

弁護士法人なのか個人事業形態なのかは別としても、本当に難しいですね。

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